個展の準備でDM(案内はがき)の
第1稿のデザイン案をだしてみたところ、
会場責任者側からクレームがつきました。
「猫の顔が怖い」「もっと可愛いのにして」と。
う〜ん、困りました。
私の絵のモデルはすべて野良猫なので、
警戒心を失わず、生まれつきの家猫のような
無邪気さはとうの昔に失われています。
それでも私の取材場所は、半野良
(つまり捨てられた猫)が多いため、
幸か不幸か、人に慣れている子が多いです。
私が時々お腹を出している猫を描けるのは、
皮肉なことに半野良たちのおかげです。
しかし私自身が猫の可愛らしさだけでなく、
彼らが厳しい環境を生き抜く逞しさ、強さ、
それが顕れた緊張感のある鋭い顔つきに
惹かれているため、赤子のように天真爛漫な
姿を描くのは無理かもしれません。
家猫、可愛いですけれどね・・。● ● |
|
|
|